無毛症って何?原因と対策、治療法など徹底解説

無毛症
無毛症は欠乏症とも呼ばれる「生まれつき毛がない」・「生後すぐに髪が抜け落ちて生えてこない」という症状です。

今回は我が子が無毛症だったらどのように生き抜いていけば良いのかを考えてみたいと思います。

この記事もよく読まれています

無毛症とは?

無毛症は普通の脱毛症とは異なる症状です。

通常、脱毛症というのは円形脱毛症のように髪が生えている状態から何かしらの原因で脱毛症に至ります。

しかし、無毛症は生後すぐに症状が出るため、ここが普通の脱毛症とは大きく異なるポイントです。

無毛症の種類

無毛症は先天性と後天性に分類されます。

・先天性の無毛症:生まれながらの症状
・後天性の無毛症:生まれたあとの症状

次に無毛症は以下の2種類に分類されます。

・全頭無毛症:頭皮全体の脱毛症
・限局性無毛症:頭皮の一部分の脱毛症

他にも症候性脱毛症や感染症脱毛症など、元の原因とされる名称から様々な分類があります。

分かりやすいところだと、髪を括った時に起こり得る牽引性脱毛症のようなニュアンスであり、治療を進める過程においては担当医の診断によって同じ無毛症でも診断名は異なるケースがあります。

無毛症の原因

無毛症は先天性や後天性、あるいは前頭無毛症や限局無毛症など、いくつかの種類に分類されます。

どの分類においても医学的には完全に解明されておらず、原因は不明です。

しかし、全身性エリテマトーデスのように何かしらの病気を発端として脱毛症が起こった場合は原因を絞り込むことができますが、それでもどうして脱毛症に至るのかは医学の力が追い付いていません。

・遺伝
・自己免疫疾患
・ホルモン異常
・放射線
・皮膚疾患など

上記以外にも「○○が関係して無毛症になることが・・・」というあたりを含めると、これはそれぞれの症状による疾患から様々な原因が考えられます。

無毛症の治療方法

無毛症の治療方法は以下の2つです。

・クリニックで治療に専念する
・人体の不思議な力で自然治癒を祈る

無毛症は原因が完全に解明されていないのでクリニックで治療を受けても完治できないことがあります。

その現状を踏まえると、第二の選択肢となる自然治癒も馬鹿にはできません。

自然治癒というのは医学とは真逆の世界ですが、クリニックで絶望することがあり得るケースを想像すると、自然治癒を祈るしかないというのは安易に想像できます。

これは自然治癒を高める方法を模索するのも良いですし、「可能性を捨てないことで前向きになれる」というのが大きなメリットです。

クリニックの治療は主に検査であり、今のところは確立された治療方法がありません。

・遺伝子検査
・精密検査
・皮膚手術
・各種症状の治療
・治療薬(育毛剤など)

無毛症の対策方法

無毛症の対策は以下の2つです。

・ウィッグ
・刺青

無毛症に対する刺青というのはスキンヘッドになっている状態に刺青を入れ、毛根があるように見せる1つの対策とされています。

男性の場合は「スキンヘッド」or「ボウズ」で比較した場合に刺青も1つの選択肢になり得るかもしれませんが、女性の場合は厳しいでしょうか。

刺青をしても髪が生えるわけではないため、それならウィッグの方が良いかもしれませんね。

子供が無毛症なんですがどうすれば・・・?

無毛症で悩む母

我が子が無毛症だと分かった時、まずは病院の皮膚科や専門クリニックに相談してみてください。

現状は原因から治療方法まで分からないことが多いですが、検査によって治療できる可能性が無きにしも非ずです。

「どこに相談すべきか?」ですが、これはネット情報ではなく最寄りの医療機関から医師の紹介で治療先を探していく方が良いです。

今のところは治療方法が確立されていないので、無毛症を研究している機関を頼りに成果が出るのを待つことになります。

自分自信を責める必要はない

自分の子供が無毛症だった時、ご両親は自分たちを責めることがあるでしょう。

これは無毛症に限らず、ダウン症の子供を持つ方など、我が子が他人とは異なる容姿で生まれてきた時に経験することが多い心理です。

子供の人生は親の希望で決められるものではなく、親が子供にできることは良い人生へ導いてあげることです。

葛藤を消化すること

無毛症の子供を持つと様々な葛藤があると思いますが、これはいずれにしても真剣に向き合う必要があります。

いつまでも子供を哀れな目で見ても何も解決しませんし、自分を自責しても同じです。

どこかのタイミングで子供が無毛症という現実を受け入れ、家族で支え合いながら子供の人生を導いてあげなければなりません。

周囲の目が気になる・・・

無毛症は他人から見られることが多くなりますが、これもウィッグを使うかどうかを検討しながらうまく順応していく必要があります。

まず、子供が無毛症だからといって外出を減らすのはやめましょう。

他の子どもと同じように公園で一緒に遊ぶなど、無毛症を理由に特別な生活を送ることは避ける方が良いです。

引きこもってしまうとさらに他人の目が気になるようになるため、普通に生活を送りながら子供自信にも他人とのコミュニケーションに慣れさせる必要があります。

「周囲から何か言われるのかな・・・」と心配になることがあると思いますが、世の中それほど心の狭い人ばかりではなく、日本の美学や特徴とも言われる相手への気遣いや配慮というのはまだまだ廃れていませんよ。

ご近所さんなどから無毛症について直接何かを聞かれた時は、包み隠すことなく無毛症であることを教えてあげれば良いです。

学校でいじめられるかも・・・

親として子供の学校生活はとても不安に感じます。

人は髪の毛が生えているのが普通なので、髪の毛が生えていないと目立ってしまうことからいじめられると考えますね。

しかし、無毛症の子供が学校でいじめられる可能性は低いと考えます。

自分が他人をいじめる側に立ってみると分かりますが、何かしらの特徴がある人をその特徴を理由にいじめるというのは露骨で完全なるいじめであり、逆に対象者を弱者として見ている自分のモラルが周囲の疑念に晒されるかもしれないという心理が働きますね。

いじめというのは何が発端でどのように発展するのかは本当に様々ですが、子供に普通な生活を送らせて友達を作る機会をたくさん与えてあげることが良い対策になるのではないかと思います。

友達は心強い味方

集団グループにおけるコミュニケーションというのは、必ずいくつかのグループに分かれます。

コミュニケーションが最もスムーズなのは1対1であり、これが2対1になると1人が会話から漏れることがあります。

学校生活においてもこれは同じであり、必ずいくつかのグループができます。

いじめはこうしたグループ形成が理由になることも多いですが、友達がいれば心配ありません。

友達作れるかな・・・

友達を作れるかどうかは髪の有無で決まるわけではありません。

髪が生えていても友達を作るのが苦手だったり友達が少ないと感じる人は大勢います。

しかし、無毛症なことをネガティブに捉えないように気を配ってあげることは親として注意をしてあげたい点です。

無毛症に対してネガティブな意識が根付いて閉鎖的になると、友達を作る機会があっても堂々と相手の懐へ踏み込む勇気を持ちずらいです。

この場合、良い友達関係になるかどうかは相手の器量に懸かってくるため、できることなら本人から積極的にアプローチできるようなスタンスを持たせてあげたいところです。

脱毛は他人事ではない

無毛症と汎発性脱毛症
無毛症は特殊な脱毛症ですが、身近な脱毛症では円形脱毛症があります。

・単発型
・多発型
・全頭型
・汎発型

一般的にいわれる円形脱毛症は単発型のコインサイズですが、原因によって上記画像のように多発型以降の症状へ進行することがあります。

最も重度と言われるのが汎発性脱毛症といって、全身の毛が抜けてしまう症状です。

無毛症と汎発性脱毛症は発症するタイミングが異なるので、似たような症状でも一応は区別される脱毛症です。

無毛症の後天的な脱毛症が自己免疫疾患によって起こった場合、これは汎発性脱毛症と診断されるのかもしれませんね。

円形脱毛症の原因

無毛症は基本的に原因が不明です。

円形脱毛症は以下のような内容が主な原因とされています。

・自己免疫疾患
・ストレス
・アトピー
・ホルモン変化

円形脱毛症の症状レベルはさておき、上記の原因の中でも自己免疫疾患によって発症しやすいと言われています。

また、汎発性脱毛症に関しても免疫異常から毛根を攻撃してしまうことが主な原因として考えられており、重度に至ると無毛症のように完治できないケースもあります。

基本的に円形脱毛症はステロイド治療が効果的であることが分かっているため、無毛症をステロイド治療で完治できたという情報が見当たらないので、同じ脱毛症ではないのだと考えられます。

無毛症は主に小児の脱毛症なので、ステロイド治療を子供に行った際の安全性が確立されていないというのも大きな理由なのかもしれません。

円形脱毛症は早期治療をすると完治できる可能性が高い

円形脱毛症に関しては、急速に髪の毛が抜け始めても早期に治療を開始すると完治できる可能性が高いと言われています。

ステロイド治療といっても内服薬や外用薬などいくつかの治療方法が確立されており、急速な脱毛症に対して早期に治療をするほど症例が改善されたという報告が日本皮膚科学会で紹介されています。

もし、ある日を境に急激な脱毛症が起こった場合は早めにクリニックで治療を開始する方が良いかもしれませんね。

「ステロイド治療」

ステロイド治療は「円形脱毛症にステロイドが効果的って本当?検証してみた 」を読んでおこう。

まとめ

無毛症は単なる頭皮の脱毛症ではなく、生まれた直後の子供に発症することからも親として悩むことが非常に多いです。

また、無毛症は治療方法が確立されていない現状からも絶望することが多いと思いますが、家族の絆で克服しながら子供を幸せに導いてあげてください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク