後頭部のハゲや薄毛は自分から見えないだけに「対策が難しい・・・」と感じることが多いですね。
今回は後頭部のハゲ対策をまとめて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
後頭部ってハゲるの?
ハゲは薄毛といえば額や頭頂部などが定番であり、後頭部のハゲってあまり聞きませんね。
・男性:AGAが定番
・女性:額や頭頂部が薄くなりやすい
男性のAGAに話を絞っても、ハミルトンノーウッド分類に後頭部からの進行はなく、額か頭頂部から薄毛が進行して末期は側頭部や後頭部に少し毛が残るようになることが多いです。
ハゲや薄毛というのは何が原因でどこがハゲるのか完全に判明しているわけではなく、謎な部分がまだまだ多いです。
円形脱毛症が最有力?
円形脱毛症は頭皮のどこかにコインサイズのハゲができますが、その場所というのは特に決まっていません。
円形脱毛症が後頭部エリアに発症することは十分に考えられます。
脱毛症は症状や原因によって様々な名称がありますが、脂漏性脱毛症やひこう性脱毛症のようにフケや皮脂などによって後頭部だけがハゲていくというケースもありそうです。
加齢によって後頭部だけがハゲることはある?
基本的に年齢が高くなるほど体が老化するため、頭皮も同じように薄毛になっていきます。
加齢によって薄毛が進行する場合、後頭部だけが薄毛になることはまずないでしょう。
一般的にも高齢者の方で後頭部だけがハゲている人って見かけることがありませんね。
むしろ、後頭部だけは額や頭頂部に比べて毛量が多いケースを良く見かけます。
後頭部のハゲ対策は一過性である可能性が高い?
加齢やAGAによって後頭部がハゲる可能性が低いということは、円形脱毛症やひこう性脱毛症など治療をすれば完治できる一過性の脱毛症に該当するケースもあり得ます。
もちろん、汎発性脱毛症のように重度の症状になると継続的に治療しても完治できないケースもありますが、初期症状で完治できるケースを考えると後頭部のハゲは意外とチャンスがありそうですね。
後頭部のハゲ対策
基本的に後頭部の薄毛に関しては治せる可能性があるので、ファーストチョイスとして「クリニックで診断を受ける」ことを考えてみましょう。
その上で、毎日の生活では以下のような対策が効果的です。
・ヘアスタイルを工夫する
・被り物を使う
・ハゲ隠しや部分ウィッグを使う
・完治に繋がりそうな日常的な改善を試みる
クリニックは行くべきなの?
後頭部がハゲてきた時にクリニックへ行くべきかどうかは、本当に症状に寄ります。
例えば、円形脱毛症の場合だと大抵は放置しても治りますが、急激に抜け毛が増えるようであれば絶対にクリニックへ行く方が良いです。円形脱毛症の急激な抜け毛は自己免疫疾患が原因の可能性が高いので、ステロイド治療など医師の診断から治療に専念するのがベストです。
また、脂漏性脱毛症やひこう性脱毛症などにおいて、頭皮に異常が見られる重度な症状も診断を受ける方が良いです。
自分の抜け毛の状況が深刻かどうかは目に見えるレベルで判断できるので、「やばい・・・」と思ったら迷わずに皮膚科や専門クリニックへ行きましょう。
コインサイズならヘアスタイルで隠せる!
後頭部のハゲが狭い範囲に留まっているなら、髪を伸ばすことで隠すことができます。
これは円形脱毛症の対策としてお馴染みですが、とにかく髪を伸ばしましょう。
ハゲている部分に髪が生えるまでに数ヶ月ほど見ておく必要があるので、基本的にヘアスタイルはロングベースでカットしてもらうようにしてください。
外出は被り物でOK!
プライベートな外出では、帽子を被れば簡単に後頭部を隠せますね。
冬ならニット帽で頭全体をすっぽり隠すことができますが、夏は麦わら帽子など多少は後頭部が見えてしまうので隠しずらいです。
また、友達と一緒に外出する場合など、食事などで屋内に入ることがあります。
お店によっては脱帽することがマナーでもあるので、その点をどうするのかを考えておくことも大事ですね。
被り物を脱ぐことがないなら良いですが、もし脱帽の可能性があるならハゲ隠しを使う方が便利です。
意外と便利なハゲ隠し!
ハゲを隠せるアイテムは色々とありますが、定番なのがハゲ隠しスプレーやパウダーです。
ハゲ隠しアイテムは狭い範囲の脱毛に対して非常に効果的であり、水に濡れない限りは継続してハゲを隠し続けることができます。
被り物の対策はプライベートシーンでなければ実用性が低いですが、ハゲ隠しならビジネスシーンでも実用性があります。
また、女性の場合は部分ウィッグを使うという手もあります。
部分ウィッグというのは名称どおりのアイテムであり、円形脱毛症のように小範囲の脱毛ヵ所に張り付けることでハゲを隠すことができます。
生活習慣から薄毛を克服!
後頭部のハゲを隠すことができても、それが完治に繋がるわけではありません。
ハゲの原因は様々ではあるものの、日常生活の影響からヘアサイクルが乱れるケースは非常に多いです。
・睡眠不足
・栄養バランス
・運動不足
・お酒やタバコなど悪習慣
健康にまつわるお馴染みの内容ですが、とにかく1つ1つを改善していきましょう。
睡眠を取ることで成長ホルモンの分泌が良くなり、運動することで血流改善や肥満による動脈硬化を回避できます。
お酒やタバコなどの悪習慣も血流を筆頭に様々な悪影響があるので、これもできる限り控える方が良いでしょう。
また、食事に関しては後頭部のハゲと関係が無さそうですが、栄養バランスが偏りすぎると髪の成長に必要な栄養が不足してヘアサイクルが乱れることがあり得ます。
後頭部ハゲに育毛剤は使うべき?
後頭部のハゲが気になり始めたら「育毛剤を使おう!」という考えに至る方は多いと思います。
基本的に後頭部のハゲにも育毛剤は効果的であり、長期使用することで改善できる可能性があります。
頭皮に異常があるならやめておくこと
アトピーやかぶれなど、頭皮に異常が見られる場合は育毛剤を使うのをやめておきましょう。
この場合、育毛剤を使って頭皮異常が深刻になってしまう恐れがあるので、まずはクリニックで頭皮の診断を受けるようにしてください。
育毛剤は長期使用が基本
育毛剤は即効性がありません。
製品によって使用期間の目安は異なりますが、大抵は6ヶ月が目安として提唱されています。
とにかく長期使用しなければ効果を見極めることができないので、どうせ使うのであれば早い方が良いですね。
後頭部に効果的な育毛剤は?
「後頭部のハゲに対して真価を発揮する」という育毛剤はありません。
M字ハゲを攻略することをテーマにしている薬用プランテルでも、基本的にM字ハゲ専用の育毛剤という内容ではありません。
後頭部に効果的な育毛剤の選び方は?
後頭部のハゲに対して効果的な育毛剤を選ぶのはとても難しいです。
まず、AGAの傾向として後頭部に症状が見られることが少ないことから考えると、AGA対応の育毛剤は除外して良いと思います。
AGA系の育毛剤はジヒドロテストステロンを抑制することが1つの目的なので、「5αリダクターゼを抑制」や「ジヒドロテストステロンを抑制」という内容を謳っている製品は優先的に選ぶ必要がありません。
例えば、薬用プランテルはヒオウギエキス配合であり、この成分が5αリダクターゼを抑制する働きがあるとしています。大人気のチャップアップもオウゴンエキスなどによってホルモン系にアプローチが可能とされているので、こちらも優先的に選ぶ必要はないでしょう。
シンプルに血管を広げて血流を改善することに特化している育毛剤の方が、後頭部のハゲに効果が高いかもしれません。
その代表的な製品はミノキシジルが主成分の「リアップx5プラス」ですが、この製品は壮年性脱毛症にしか効果がないと言い切っているので少々選びずらいですね。
殆どの育毛剤や発毛剤は血流改善や保湿効果といったあたりを網羅しているので、AGA以外のところにスポットを当てている製品としてはフィンジアあたりが良いかもしれませんね。
まとめ
後頭部の薄毛やハゲの効果的な対策というのは、M字ハゲや円形脱毛症など他の脱毛症と同じような対策となります。
基本的に対策を考えると同時に脱毛の進行と原因についても気を遣う必要があり、深刻な症状が見られる場合はクリニックへ行く方が良いです。
また、進行が悪化するわけでもないのであれば、軽度の円形脱毛症のように一過性に留まって自然治癒を見込めるケースが多いでしょう。
生活習慣を改善しながら育毛剤を併用していくなど、こちらも他の脱毛症と同じような対策を取っていくのが効果的です。
育毛剤については後頭部のハゲがAGAなのかどうかによって、若干選び方が変わってくるのが難しい点でもあります。
配合成分に注目しながら吟味してみてくださいね。