「あれはまさか・・・UFOか・・・!」
世の中には様々な謎がありますが、抜け毛にも「UFOに匹敵する!」かもしれない「謎!」があります。
さて気を取り直して・・・、今回は抜け毛の先端についている白い物質に迫ってみましょう!
白い毛根の正体とは?
引用元:日本毛根抜け毛研究会
抜け毛にはいろんな形状がありますが、上記の画像のように白い謎の物質が付着していることがあります。
・毛根が白色
・毛根鞘が付いている
・皮脂が付いている
白い謎の物質は上記の3つが考えられるので、それぞれを見ていきましょう。
毛根は何色なの?
髪の毛は「休止期」→「成長期」→「退行期」をグルグルと周り続け、これによって「髪が生える」→「髪が抜ける」→「髪が生える」が繰り返されます。
髪の成長が完了するとメラニン色素が吸収されるため、それによって毛根が白色になると言われています。
つまり、毛根が白色なのは異常ではなく正しくヘアサイクルが周っている証でもあるわけですね。
毛根鞘とは?
引用元:MENARD
毛根鞘(もうこんしょう)は、外毛根鞘と内毛根鞘の2層があります。
毛根を包んでいるバリアのような粘着性のある物質であり、これが謎の白い物質であることが多いです。
要するに毛根からごっそりと毛が抜けると、毛を覆っている物質がそのまま一緒に抜けてしまうことがあるというわけです。
皮脂とは?
引用元:予防医学のアンファーストア
毛根の皮脂というのは、皮脂線から分泌される物質です。
これも毛根鞘と同じように毛が丸ごと抜けてしまった時に皮脂も一緒についてくるという理由ですね。
白い物質が付いていても大丈夫なの?
実際に自分の抜け毛に白い物質が付いていると「病気か・・・?」と焦ることもあると思いますが、基本的に白い物質が付いていても大丈夫です。
正常にヘアサイクルが機能していてメラニン色素の吸収によって毛根が白くなっている場合、これは何も問題ありません。
毛根鞘が付着して抜け毛の先端が白くなっている場合、これも自然の摂理なので問題ありません。
皮脂が付着して白い物質が付いている場合も特に問題ありませんが、ネガティブな思考でいくと「過剰な皮脂分泌=抜け毛の原因」というケースがあるので、過剰に皮脂が分泌しないように注意をしておく方が良いかもしれません。
皮脂の過剰分泌を抑える方法
皮脂の分泌量は個々の体質によって異なると言えますが、お肌が乾燥しやすいと皮脂の分泌量が多くなることがあるようです。
・外的な対策:シャンプーや育毛剤など頭皮環境を良くする
・内的な対策:ストレス発散や生活習慣の改善など
基本的に外的対策は洗髪で頭皮環境を良くすること、内的対策は薄毛の原因と言われるストレス発散や生活習慣の改善などが効果的です。
皮脂分泌が多い体質の方は育毛剤や発毛剤を使ってみるのもオススメです。
そもそも薄毛やハゲの原因は?
ここで薄毛やハゲの原因もおさらいしておきましょう。
・ストレス
・遺伝
・生活習慣
・栄養バランス
・頭皮の環境
この中でも生活習慣は様々な原因が考えられます。
・タバコ
・お酒
・運動不足
・メタボリックシンドローム
・生活習慣病による脱毛
また、意外としっかり意識しておきたいのが、頭皮の環境です。夏場に紫外線を浴び過ぎない、フケなど頭皮にデメリットとされる汚れをきちんと洗浄するなど、こうした基本を抑えておくことも薄毛やハゲの対策としては重要です。
「自分はハゲなのか・・・?」が気になる方は、ハゲ診断から薄毛チェックをしてみてくださいね。
髪にまつわる謎に迫る
さて、抜け毛に付着している白い物質の正体はあっさり答えが見つかりましたが、髪にまつわる謎というのは他にもたくさんあります。
・逆立ちすると髪が伸びる
・原因不明の円形脱毛症
・男はハゲでもモテる
・髪が伸びる長さは決まっている
・人形の髪が伸びる
逆立ちすると髪が伸びる
薄毛やハゲに悩む方の間では様々な改善方法が議論されることが良くありますが、その1つに逆立ち説があります。
逆立ちすると頭皮に血が通うことから髪の成長を促すことができるというお話です。
気になる方は、ぜひ実践してみてくださいね。
原因不明の円形脱毛症
円形脱毛症というのは一般的にストレスが原因と言われますが、中期~末期の症状になると何が原因なのか未だに解明されていないようです。
有力な説として自己免疫疾患が囁かれていますが、現代の医学をもってしても薄毛やハゲのメカニズムを解明できないことに驚きです。
男はハゲでもモテる
一般的には薄毛やハゲというのはモテない人の代表みたいに扱われることがありますが、実は男の場合はハゲでもモテることが多々あります。
「見た目も大事だけど、やっぱり中身で選びたい!」なんてセリフは良く聞きますが、これは本当なようです。
もし薄毛やハゲに悩んでいるなら潔くボウズにしてしまい、ファッションセンスや性格など他のポイントで勝負してみるのは大いに有りです。
髪が伸びる長さは決まっている
髪の毛ってカットしない限りは永久に伸ばすことができそうですね。
しかし、実は一定の長さ以上は伸ばすことが難しいという説があります。
その理由はヘアサイクルの「休止期」や「退行期」にあり、これらの時期は髪の成長が止まってしまうことからも、髪が抜けることを考慮するとある程度の長さまでしか伸ばすことができないという理屈になるようです。
しかしながら、ギネス記録では6.8mや18.9mなど超ロン毛の記録を持つ方が存在しており、果たしてどこまで髪を伸ばすことができるのか謎ですね。
人形の髪が伸びる
日本人形の髪が伸びるというお話はとても有名ですが、これが本当なら薄毛やハゲの治療に活かせないものかと考えたくなりますね。
人形の髪が伸びる理由は以下のような説を良く見かけます。
・温度や湿度の変化
・人毛なら多少の伸び縮みはある
・人形作成の過程で髪を二つ折りにしているから
・人形は実は生きている
もし人形が生きていることによって髪が伸びているとすると、そのメカニズムは研究者の方にぜひとも解明してもらいたいですね。
新たなるヘアサイクルの誕生から薄毛やハゲの治療技術が躍進するかもしれません。
抜け毛の疑問集
抜け毛って色々と疑問が湧きますね?
特に薄毛やハゲが気になる方ほど、抜け毛に対して様々な疑問が湧きやすいと思います。
・1日何本抜ける?
・髪が抜けやすい時期はある?
・肥満は髪が抜けやすい?
・フケやかゆみが多いと抜けやすい?
・食事によって抜ける本数は変わる?
上記の身近な疑問を見ていきましょう。
1日何本抜ける?
正常なヘアサイクルにおいて、1日に抜ける髪の本数は50本~100本だと言われています。
基本的に薄毛やハゲというのは、ヘアサイクルの「成長期」が通常よりも短いので頭皮が薄くなります。
一般的に言われる平均よりも抜ける本数が多く感じる方は、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。
髪が抜けやすい時期はある?
髪が抜けやすい時期は秋だと言われています。
夏場に紫外線から頭皮にダメージが蓄積されており、秋は乾燥によって皮脂が分泌しやすいです。この2つの理由から、年間を通して最も髪が抜けやすいのは秋だという説です。
今回のテーマである抜け毛の先端に付着している白い物質は皮脂なケースもある為、夏場から秋にかけては頭皮を労わるように注意しておきましょう。
また、女性の場合は出産後にホルモン変化から髪が抜けることがあり、分娩後脱毛症はとても有名です。
肥満は髪が抜けやすい?
痩せている人に比べると肥満の方は髪が抜けやすいことがあります。
肥満になると血流悪化によって頭皮環境が悪くなったりヘアサイクルが正常に周らなくなることがあり、それによって頭皮が薄毛になることがあります。
薄毛やハゲの対策としても適度な運動は効果的とされているので、適切な体重をキープするように努めましょう。
フケやかゆみが多いと抜けやすい?
頭皮が乾燥するとフケやかゆみが出やすいため、秋や冬など乾燥しやすい時期は注意をしておきたいところです。
これも皮脂分泌と同様にフケやかゆみが多い方が髪が抜けやすいので、シャンプーにこだわるなど頭皮環境に気を遣うことが大切です。
食事によって抜ける本数は変わる?
1回の食事によって髪の抜ける本数が急激に変化することはありません。
しかし、「食事=栄養バランス」なので、偏った食生活は薄毛やハゲの直接的な原因になり得ます。
このテーマに関しては「食べて良いものは?」とか「食べてはいけないものは?」という情報が良く見られますが、そこまで気にする必要はありません。
サラサラな血を作ることが頭皮の好環境に繋がるので、栄養のバランスを整えることが大切です。
まとめ
今回の「抜け毛の先端についている白い物質は一体・・・?」、これは毛根鞘や皮脂など毛根に関連する物質が正体でした。
また、正常にヘアサイクルが機能している場合は毛根は白色であり、どの理由にしてもそこまで白い物質に対して心配する必要はありません。
1つ注意をしておくべき点は皮脂が過剰に分泌すると抜け毛の原因となってしまう為、秋など乾燥しやすい時期は頭皮環境に気を遣うことを覚えておきましょう。